フェルトハットのお手入れの仕方

冬や秋の寒い季節に活躍するフェルトハットのお手入れの仕方は細かなブラッシングが基本となります。その理由は簡単で、表面に埃が付着しやすいからです。そのため用意するものは帽子専用のブラシで十分となります。ブラシを用意したら、あとは帽子の生地であるフェルトの繊維に沿ってブラッシングしていくだけですが、この時に気をつけなくてはならないポイントがあります。それは水に濡れないようにする事です。もしも水に濡れたら帽子が縮む原因だけでなく、型崩れを引き起こして被れなくなるリスクがあります。そのためお手入れの際は水を用いない事が鉄則です。しかし雨で濡れてしまったらタオルで優しく押し当てて水分を取り除き、紙や新聞紙を帽子の中に入れて型を固定したら乾燥するまで陰干しすることをおすすめします。ドライヤーで乾かせば熱風の影響で型崩れしてしまうので要注意です。

帽子の生地に使われているフェルトの特徴について

フェルトハットは文字通り、フェルトを素材にした帽子です。そのフェルトは同じく帽子の素材である布や天然の草と異なり、動物の毛が絡み合ったものを指しています。そのためフェルトは引っ張る力に弱いという強度の脆さがある反面、断面がほつれないという特徴を持っています。簡単に言えば布とは正反対の性質を持った素材という事です。そんなフェルトは動物の毛の構造をそのまま利用しています。動物の毛は元々空気を多く含めるようになっています。それは体を衝撃から守るだけでなく、断熱性と保湿性を維持するために欠かせませんが、フェルトは動物の毛をさらに複雑に絡ませることによってその効果をより強化しています。それに加えて吸音性という音が伝わりにくくなる特徴もあります。帽子の素材になるフェルトは羊毛からつくられたものとウサギの毛から作られたものが代表的です。

フォルムやカラーリングは豊富だけどフォーマルな着こなしが一番

フェルトハットを被るなら冬や秋など寒い季節が一番です。フェルトという素材の特徴を考慮すれば当然ですが、その帽子の着こなし方は容易ではありません。まずフェルトの帽子の型は大まかに4つのタイプに分けられます。1つ目のタイプは帽子のつばが大きなキャプリーヌ型、2つ目のタイプは「女優帽」と呼ばれる事もあるキャプリーヌ型よりもつばが小さいキャペリン型、3つ目のタイプはニット帽のように被るだけのベル型、そして4つ目のタイプは特殊なフォルムをしたベレー帽型です。これらのフォルムに加えて帽子のカラーリングはワンカラーや豹柄といったアニマル柄、さらにリボンやボタンなど装飾品も飾られますが、どんなタイプでも共通点があります。それはフォーマルな雰囲気と相性が良い事です。つまり帽子の着こなし方としてはパーティードレスといった礼装に合わせる事が最適といえます。